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うなぎロースト製法動画制作の裏側

文:蓑毛宏明


「へぇ~そうなんだ!蒸してるからうなぎなんだ。なるほどね~」

これは珈琲屋台でRR COFFEE 自慢のうなぎロースト製法について説明した時に、お客様から頂くありがたいお言葉です。
この「へぇ~」をもっと多くの方にお届けする方法はないかなと考えていました。

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みなさん知っていましたか?
関東風のうなぎの蒲焼きは背開き(背中側から包丁を入れる)で、反対に関西風のうなぎの蒲焼きは腹開き(お腹側から包丁を入れる)なんです。
(【参考】うなぎの関東風と関西風の違いは何?うなぎの街、浜松ならどちらも味わえる!

これは、うなぎの蒲焼きが発展した江戸中期、武士の多い関東では「切腹」を連想させる腹開きは避けられ、商人文化の関西では「腹を割って話す」ことが好まれたからだとか。諸説あるそうですが。

江戸時代のうなぎ

この開き方の違いに並ぶ関東と関西の違いが、「蒸し」の工程の有無です。
関東ではうなぎを焼く前に蒸しますが、関西では蒸さずに直接焼きます。

これも諸説あるそうですが、江戸の外食産業の最も重要なお客さんが、参勤交代で地方からやってきた単身赴任者だったため、忙しいお一人様にも素早くささっと食事が提供できるように焼く時間を短くするためだったとか。

今では信じられませんが、いわゆるファストフードみたいなものですね。

そんな関東風のうなぎの蒲焼きを象徴する「蒸し」ですが、味わいの面でも重要な役割を果たしているよう。
事前に蒸すことで余分な脂が落ち、うなぎの本来の味わいと、中フワ外カリのあのとろけるような食感を出しやすくなるらしいです。

本題とは全く関係ないですが、ここで私のお気に入りの関東風うなぎの蒲焼きのお店を一つ。
南千住、「尾花」。1868年創業の紛れもない名店です。
うなぎ界では、西の横綱の「野田岩」に対して、東の横綱と評されるお店なのでご存知の方も多いかもしれません。
まるで江戸時代にタイムスリップしたかのような雰囲気と、心までほどけるような優しい食感。ぜひ一度ご賞味ください。


そろそろ本題です。

この関東風のうなぎの蒲焼きと同じ製法をコーヒー豆に施したのが、RR COFFEE のうなぎローストなんです。
焙煎する前にコーヒー豆を蒸すことで雑味を落とし、スムーズでクリアな味わいを実現しました。

ヒトとヒトをつなぐRR COFFEE だからこそ、誰もが楽しめる飲みやすい味わいを実現したかったんです。
この話、珈琲屋台にお越しいただいたお客様にはスタッフからご説明を差し上げるのですが、必ずしも珈琲屋台に来られないお客様も含め、より多くの方に知って頂くために、うなぎロースト製法を動画にしました。

動画を作る上でこだわったのは、「見る側の楽しさ」です。

製法を伝えようとするとついつい説明的になりすぎるのが世の常です。
せっかく面白い製法でも、理科の教科書に出てくるような雰囲気だと見る側もワクワクしませんよね。この点に気を付けて制作するために、キャラクターの「ノラ」に存分に活躍してもらうことを決めました。


ノラをご存じない?

ノラはRR COFFEE の公式キャラクターで、サイトや珈琲屋台にも所々登場しています。ドリップしたコーヒーから立ち上る煙を模したキャラクターで、その形は変幻自在。
人間が説明するとこざかしいことも、ノラなら素敵にガイドしてくれると信じていました。

撮影の過程では、製造工場に足を運んで現場を確認したり、スタッフ一同でキッチンカーに集まり撮影を行ったり、スタッフ一同で心を込めて作りました。
さらに、普通だと見逃してしまうような微妙な文字のモーションやノラの仕草など、制作会社のスタッフも本当に細部まで心をこめて取り組んでくれました。


そんなお茶目で憎めないノラによるうなぎロースト製法動画、ぜひご覧あれ!

RRコーヒーうなぎロースト動画のサムネイル

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