日常の滑稽な行動レポート
写真と文:ひかひん
先日、横須賀のとあるキャンプ場で開催された音楽フェスに参加した。
キャンプもできるのでテントを張ってコーヒーで一息、さあライブ会場へ。
ライブと居住空間が近くにある非日常な感覚に浮き足立っていた。
キャンプ場内はこれから始まるアーティストたちのパフォーマンスに
期待を膨らませる人々であふれている。
連れとタイムスケジュールを確認しながら歩く。
ステージが見えてきてリハーサルのドラムの音が耳に届いてきたあたり、
ふとふたりの女性が座っているベンチを横切った。
手前の女性と目が合ったが、私が見ようとしたのは奥の女性。
フェスらしいクラフト感のあるベストとボトムスに、
つば付きの帽子で顔が少し隠れている。
片手には飲みかけのビールで口元はとっても幸せそう。
「・・!」と、思ったものの自信がなくてそのまま進む。たぶん、知り合いだ。
LINEで連絡しようとスマホを手に取ったが、
向こうが気づいていないならより偶然を装う方を選びたい・・。
離れると移動してまうかも!
慌ててもう振り返り、ベンチを反対方面へ横切る。
こちら側から彼女は見えづらい。
5メートルほど進んでまた振り返り、もともと進んでいた方向へ歩く。
「あ!!」
ふふ、ようやく気付いてくれた、と私はにんまり。
手前の女性からの一連の流れに対する不審な視線も途切れた。
「お姉ちゃん、服装派手だからめっちゃ見られてるよ!って話しちゃってました(笑)」
手前の女性は妹さんだったらしい。
よくよく振り返れば明らかにおかしい動きに、恥ずかしくなった。ごめんなさい。
そこで出会えたのはRR COFFEEメンバーの濱矢彩生ちゃん(右)、
こんなところで偶然出会えたこと、嬉しかったな。
・・・・・
一瞬の出来事を頭の中でだーっと考えた結果、
なんか滑稽な行動になるときってありますよね。
のちのち思い出して、客観的に見られてたと思うと顔が熱くなるような。
そんな最近のエピソードでした。